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思春期外来

 

思春期の心身の悩みに

思春期はおよそ小学校高学年から高校生ぐらいの(10~18歳程度)の過渡期的時期で、二次性徴期とも重なり、心も身体も大きく変化を見せていきます。そのため、独立と庇護、愛と憎などまったく両極的な心理状態、自分の意識を超えた身体の成長など、心的、身体的に不安定でコントロールできないほどの問題を抱えてしまうような時期でもあります。
こうした内部の葛藤から、体外的に様々な問題をおこす、自身の内にこもってしまうといった状態がおこりやすい時期でもあります。
当院の思春期外来では、家庭、学校、各種支援機関などとも連携を図りながら、そんな時期のお子様たちの心的負担をできるだけ軽減するようサポートしていきますので、気軽にご相談ください。なお、初診の際には必ず保護者の方の同伴をお願いしております。


 

こんな症状はご相談ください

  • 不登校になった
  • かんしゃくをおこす
  • 情緒不安定になった
  • 反抗する
  • 朝起きられない、寝起きが悪い、午前中の不調
  • 不眠傾向
  • 異常なこだわり
  • 何かしようとするとお腹が痛くなる
  • 団体行動が苦手、集団生活に馴染めない
  • 自傷行為がある

など

思春期の方の心は複雑です。その時期のものの見方は成長しても大きくはかわりません。そんな中で、少しでも異常な部分があれば、すばやく発見して適切な治療を行うことと、もつれた感情を解きほぐす環境が必要です。お困りのことがありましたらお早めにご相談ください。


 

思春期外来での主な対象疾患

適応障害

適応障害は、進学や転校などで新しい環境にうまく馴染むことができず、不安、抑うつ、不眠、食欲不振、不登校など様々な症状があらわれて社会生活に支障をきたしている状態です。小さなきっかけが本人にとって大きなストレスとなり心にダメージを受けることで発症します。ストレスとなる環境から少し離れて心を休息させ、カウンセリングなどでサポートすることが第一ですが、抗不安薬、抗うつ薬などを対症療法的に使用していくこともあります。

適応障害

思春期のうつ

思春期の方もうつ病に悩まされることがあります。この場合、成人のうつ病とことなり、あまり気分障害的な抑うつや意欲低下などの症状が出にくく、原因不明の腹痛、頭痛といった身体的な症状、不登校、衝動的な非行、自傷などの行動面での変化などがあらわれやすくなってきます。治療としては、一時的な休学などによって心を休ませるほか、認知行動療法やカウセリングなどを中心に行います。時には限定的に抗うつ薬などを使用することもあります。

発達障害

発達障害の中でも自閉症スペクトラムについては3歳ごろまでに、その他の場合は多くが保育園や幼稚園などに入園するころに判明します。その後の成長にともない、支援方法や治療方法は少しずつ変化していきます。とくに思春期は、さらなる進学や就職などの大きな転換をむかえて、成人に向かうための特別なサポートが必要な時期となります。当院では、丁寧な医療支援で思春期の方の社会参画に向けた準備をお手伝いしていきます。

発達障害

自閉症スペクトラム(ASD)

社会的なコミュニケーションや、ものごとに対する柔軟な対応を苦手とする発達障害の一つです。言葉、表情、身振りなどで気持を伝え合うこと、相手の気持ちを読み取ることなどができにくく、また特定のことに強いこだわりがあり、感覚が鋭敏といった特徴があります。

自閉症スペクトラム(ASD)

注意欠如・多動性障害(ADHD)

忘れ物が多い、活動に集中できないといった不注意と、じっとしていられない、他人の話をちゃんと聞けないなどの多動性・衝動性が他の同年齢の子どもよりきわめて多い状態です。

注意欠如・多動性障害(ADHD)

学習障害(LD)

全体的な知能の発達に問題はないにも関わらず、読むこと、書くこと、推論すること、計算することといった特定の学習の1つまたは複数が困難な状態です。

学習障害(LD)

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は、腹痛をともない便秘、下痢、便秘と下痢の繰り返しといった排便症状があり排便とともに症状が軽快することが続き、検査をしても消化器や内分泌などに器質的な疾患がないとこが特徴の疾患です。ストレスなどをきっかけとして、腸の運動機能や知覚機能が障害されてしまうことが原因と考えられています。とくに思春期などでは、学校での対人関係や進学などについて、ストレスとなる要因が多くあり、便意に関することで人にも話せず深く悩んでいるケースも多く見受けられます。食生活や学習などで乱れた生活時間の改善、腸の運動機能を改善する薬などで根気よく治療することで症状は改善します。

過敏性腸症候群


 

思春期の方へのカウンセリング

当院では所属のカウンセラー、臨床心理士、公認心理師などがお子様のカウンセリングも行っております。心に問題をかかえているお子様は、自身を否定的にとらえる傾向が高く、人にじっくりと自分の話を聴いてもらうことができないといった感覚を自然に身につけてしまっています。そこで、まずはご本人のはなしたいテーマで対話を続けていき、だんだん「自由に話してもいいのか」「自分の好きなものは好き、嫌いなものは嫌い」でいいんだなどと心がときほぐれていきやすくなります。その間にカウンセラーとの人間関係も構築され、自由に話せる雰囲気の中で、ご本人の思い込み、人との関係性のパターンなどへの気づきから、考え方の幅を拡げ、コミュニケーションのパターンの幅を拡げることなどに取り組んでいきます。

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